甲子園準V右腕 プロでの後悔

甲子園準V右腕 プロでの後悔
現在はクラブチームでNPB復帰を目指している佐藤世那 【気になるあの人を追跡調査!野球探偵の備忘録(84)】「プロでの3年はあっという間。」
その後のU18では実質的なエースとして日本の準Vに貢献。輝かしい高校時代も、今となっては「出来過ぎでした」と本人は言う。
僕個人の能力はドラフトでの順位が物語ってる。自分はプロでは3~4年かかる投手なのに、あの夏があったからこそ、焦って一人で空回りしてしまった」注目されたドラフトではオリックスから6位指名。実績からすると低い順位は「アーム式」と呼ばれる投球フォームに起因する。
ヒジを柔らかく使うのではなく、腕を曲げずに遠心力で投げる佐藤の投法は「プロでは通用しない」「けがを誘発する」といったリスクが盛んに取り沙汰された。2年目のオフ、首脳陣はサイドスローへのフォーム転向を打診。最初は遊び心で投げてみてはと提案された。
当時の投手事情からチームのためにも、悩んだ末に決断を下した。コーチ陣からは「焦るな」としきりに忠告を受けたが、そこから戦力外まで、時間は1年とかからなかった。「今でも、アーム式のリスクはけがだけだと思う。
それも今の医学やトレーナーの知識、自分のケアで何とでもなると思ってます。投げる投手が少ないというのはそれだけで武器になりますし、けがのリスクは多かれ少なかれ、どのフォームにもある。だからこそ、サイドに転向した後悔はある。
今までこのフォームでお世話になった人たちを裏切ってしまった。自分の気持ちの弱さです」新天地には独立リーグではなく、あえてクラブチームを選択。「独立よりプロには遠いということもわかってる。
でも、プロでの3年間はいろんな人にいろんなことを言われて、自分の意思を最優先できる環境に身を置きたかった。期限は来年まで。
「NPBに復帰できなければ、野球を続ける理由はないです」。
自分一人でどうしようもなくなった今になって、初めてそれが財産になっている。
さとう・せな1997年6月2日生まれ、宮城県仙台市出身。南光台東小2年のとき野球を始め、その後、楽天イーグルスベースボールスクールに所属。秀光中では軟式野球部に所属。
仙台育英では3年春夏と甲子園に出場し、3年夏に準優勝、その年のU18でも日本代表の準優勝に貢献。2015年、ドラフト6位でオリックスに入団。18年に戦力外。
現在は横浜球友クラブでプレーを続ける。181センチ、84キロ。右投げ右打ち。
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – スポーツ 甲子園準V右腕 プロでの後悔

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