広島TV電波塔 台風で再警戒

広島TV電波塔 台風で再警戒
県全域の家庭や中継局にデジタルテレビ放送の電波を届けており、機能を失えば県内の全約120万世帯のテレビ放送が止まってしまう。広島ホームテレビ(広島市中区)によると6日午後7時40分ごろ、主調整室のブザーが鳴り、電光板に「電源設備停電」と赤いランプが表示された。絵下山で電柱が倒れて断線し、送電できなくなっていた。
すぐに非常用発電に切り替わったが、安定して運転できるのは4日ほどの可能性があった。電波塔の地下にある発電用の貯蔵燃料も10日分しかなかった。窓に打ち付ける雨音を聞きながら、小平(こひら)俊也・技術局長(51)は「絵下山は特別な場所。」
「やられるわけにはいかない」と思った。局員らが慌ただしく動き回り、中国電力への状況確認や、各社間との情報共有に追われた。翌7日正午ごろ、広島テレビ(広島市東区)の技術者らが絵下山に入った。
電波塔に通じるのは一本の山道。その少なくとも10カ所で大規模な土砂崩れなどが起きていた。陥没した道ではガードレールが宙に浮き、ひざまである泥や倒れた樹木が立ちはだかった。
何とか現場にたどり着くと、電波塔や、隣接する機材が入っている局舎は無傷だった。「前例のない災害だ」「5社全ての放送を止めてはいけない」。7日夕方、NHK広島放送局に集まったNHKと民放4社は、発電用の燃料と新たな発電機を空から運ぶと決めた。
中国電力が9日、倒れずに残っていた電柱を使って電線をつなぎ、送電を復旧させたが、再び途絶える恐れもある。放送各局は11日、約35人で発電機と燃料をヘリで運んだ。危機的な状況は回避されたが、まだ山道は完全に復旧していない。
豪雨で緩くなっている地面が台風の風雨で崩落したり、新たな土砂崩れが起きたりする恐れもある。広島ホームテレビ技術局の金近泰幸さん(33)は「被災者が、放送を待っている。何としてでも電波塔を守っていきたい」と話す。

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 主要 広島TV電波塔 台風で再警戒

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