若い世代で逆流性食道炎を発症する人はほとんどいません

若い世代で逆流性食道炎を発症する人はほとんどいません

若い世代で逆流性食道炎を発症する人はほとんどいません。高齢になるほど発症しやすくなります。原因は年齢や性別によって異なります。特徴は次の通りです。
(1)中年以降の男性に多くみられるのは、ストレス、不規則な生活、過度の飲酒による下部食道括約筋の弛緩です。
また、メタボリックシンドロームによって腹圧が高くなると、胃が圧迫されて逆流現象が起きやすくなります。逆流現象による炎症は、ひどくなると潰瘍になり食道の短縮を起こします。するとますます逆流を起こしやすくなります。
(2)60歳以上の女性は、椎間板の厚みの減少、骨粗しょう症による脊柱圧迫骨折、円背(背中が丸まっている状態)などによって、次第に脊柱が短くなります。そうなると食道がたるんで下部食道括約筋の弛緩が生じ、逆流性食道炎を起こしやすくなります。
さらに、食道のたるみが原因で胃の一部が食道下部に飛び出す「食道裂孔ヘルニア」を併発すると、常に胃液や食べたものの刺激が加わり、逆流性食道炎が一層治りにくくなります(図5)。
(3)80歳以上では、男女ともに?の傾向が強まります。
(4)胃の手術をした人は、常時逆流現象を起こしやすくなりますが、これは強い酸性の胃酸ではなく、アルカリ性である胆汁の逆流と炎症が主体です。食道粘膜もアルカリ性の胆汁には比較的強いため、胃粘膜の上昇は起こりにくいと思われます。

逆流性食道炎とは、胃の中で胃液と混ざり合った食べ物や胃液そのものが食道に逆流する病気です。胃液は強い酸性のため、食道に逆流すると、食道の粘膜を刺激して食道の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりします。
逆流性食道炎が起こる主な原因としては、食道と胃のつなぎめにあたる下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)の筋力の低下があげられます。通常は、下部食道括約筋が胃液の逆流を防いでいるのですが、この筋肉が加齢などによってゆるむと、胃の中のものが簡単に食道に戻ってきてしまうのです。そのため、これまでは高齢者の病気と考えられていましたが、最近では若い人にも増えています。

最近日本では逆流性食道炎が増加傾向にあるといわれていますが、その逆流性食道炎と関連が深いバレット食道という病気をご存知でしょうか。

狭心症
狭心症の発作と逆流性食道炎で起こる胸の痛みは似ているため、注意が必要です。原因は食道への強い酸の刺激によるものと考えられています。運動の後に起こるのは心臓由来、食後に起こるのは食道由来の事が多く、痛みを握りこぶしで叩くように表現するのは心臓由来、手のひらでさするように表現するのは食道由来の可能性が高いですが、必ずしもこれらで区別できるとはかぎりません。

生活習慣の改善だけでは、症状を完全になくすのは難しいため、多くの患者さんは生活習慣の改善とあわせて薬による治療を行います。薬による治療を始めると、多くの方では、すみやかに症状はなくなります。ただ、症状がなくなっても、食道の炎症、びらん、潰瘍はすぐに治るわけではありませんので、しばらくは薬を飲み続ける必要があります。また、現在使われている薬では、胃から食道への逆流を根本から治すことはできないため、治癒した後に服薬をやめると再発する方が少なくありません。そうした方では、薬を長い間飲み続ける治療(維持療法)も行われます。
食道の炎症やびらん、潰瘍の程度が軽く、胸やけなどの症状もときどきしか起こらないような方では、症状がある時だけ服薬する治療が行われることもあります。
逆流性食道炎の薬としてもっとも効果が高く、よく使われるのは、胃酸の分泌を抑える薬です。食道へ逆流している胃酸を少なくすることで、逆流性食道炎の症状や炎症を改善します。食道の粘膜を保護する薬や胃酸を中和する薬、胃の運動を活発にする薬を一緒に飲むこともあります。

逆流性食道炎とは、胃液が食道に逆流して、食道の壁に炎症などを起こすことにより、「胸やけ」、「つかえ感」、「胸痛」などの症状を示します。

胸やけは、逆流性食道炎でもっとも訴えの多い症状で、ほぼ毎食後起こることが特徴とされています。また、胃液がのどや口にこみ上げて酸っぱい感じがする呑酸もよく起こる症状です。

胃酸の逆流によって引き起こされる「胸やけ」や「呑酸」によって、逆流性食道炎の患者さんは日常生活に支障をきたすことがあります。

みぞおちの辺りにチリチリとした不快感があってスッキリしない。こうした?胸焼け″と呼ばれる症状は、胃から食道に逆流した胃酸が、食道の粘膜を刺激することで起こります。このとき、食道の粘膜に炎症が起きている場合は、『逆流性食道炎』と診断されます。逆流性食道炎の症状としては胸焼けの他に、胃液がのどや口腔にこみ上げてくる?呑酸″もあげられます。

ことに就眠時には、食道に逆流した胃液は胃に戻ることなく長くそこにとどまるため、粘膜が消化酵素で消化されやすくなります。熟睡していると、喉や気管にまで胃液が流れ込むこともあるでしょう。お茶が気管に流れ込むとむせるのに似た状況ですので、慢性のせきの原因となることがあります。
風邪で喉の粘膜が炎症を起こすと、喉が「いがいが」したり、せきをしたくなります。胃酸で喉や気管に炎症が起こっても同じ症状が出ます。胃酸が口に上がったり、胸焼けの症状があれば、逆流性食道炎の可能性は高いと思います。

食道癌
逆流性食道炎による食道粘膜のびらんや潰瘍と、食道癌の病変は、見分けがつきにくいことがあります。胸やけなどの症状がある時には、内視鏡検査や組織の検査を受け、食道癌と区別を行うことが必要です。

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