東芝 目新しさ欠ける成長施策

東芝 目新しさ欠ける成長施策
東芝が8日に中期経営計画を発表し、再建の道のりを本格的に歩み始めた。
(井田通人)「業界トップクラスに持ち上げたい」東芝の車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)は8日の記者会見で、収益向上に向けた意気込みをそう述べた。同社の平成31年3月期の営業利益見通しは600億円。利益率はわずか1・7しかない。
東芝の火力発電設備は温暖化への懸念から新規案件が減り、システムLSIは開発費がかさみ赤字にあえぐ。リチウムイオン電池や再生エネルギー発電設備など、次の柱と頼む事業は激しい競争が予想される。当面は合理化やコスト削減に頼らざるを得ない。
さらに気がかりなのは、「アクティビスト」と呼ばれる物言う株主の存在だ。6超を保有する米ファンドのキング・ストリート・キャピタル・マネージメントは、東芝が実施する7千億円の自社株買いに対し、金額を増やすよう要求。香港のファンドも似たような動きをみせる。
経営陣が株主対応に神経をすり減らし、中長期的な視点を失う可能性も捨てきれない。売却を決めた米LNG事業は本業との親和性が低く、販売価格が大きく変動することなどから、一時は最大1兆円の損失が発生する懸念があった。東芝が中国ガス大手に売却できれば、「負の遺産」を一掃し、経営再建に専念できる。

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 主要 東芝 目新しさ欠ける成長施策

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