避難者 余震続き「帰れない」

避難者 余震続き「帰れない」
北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震から6日が経過した12日、道内では1590人が避難生活を送っている。
直下を走る市営地下鉄東豊線は運転を再開しているが、上を通る片側2車線の路面は約4キロにわたり1メートル以上沈んだところが目立ち、重機が復旧作業を進める。市東区土木センターは「地下の構造物が多く、強い揺れが地盤に影響を与えたのではないか。詳しい原因は調査中」と言う。
植原裕子さん(63)は住んでいたアパートの外壁がはがれて落下し、体育館に避難した。多くの犠牲者が出た厚真(あつま)町や、液状化被害が大きい札幌市清田区ばかりが注目されていると感じ、「ここも経験にない強い揺れだった」と言う。家の中に落ちてきたものが散乱して、手を付けられない状態だ。
「自宅に戻りたい気持ちが強いが、またあの揺れが来るのではと思うと動けない」と話す。一番の懸念は、まだ続く余震だ。
体育館の近くに住む多羅尾光紀さん(78)はアパートにひびが入り、不安で避難所に来たが、常に揺れているような感覚に襲われているという。「ようやく余震が減り安心したところでまた揺れると、一気に不安が増す。簡単には家に戻れない気持ちになってしまう」と悩む。
電気などの復旧が進み、利用者減や学校再開で東区の避難所はピーク時の20カ所から、この1カ所から、この1カ所から、この1カ所になった。閉鎖された避難所から移ってきた人も多い。
体育館に避難し、飼い犬と一緒に夜は車中泊を繰り返している女性(48)は、自宅の部屋の壁に大きなひびが入り、片づけに帰るたびに枝が折れるような音がするという。情報収集にスマートフォンが手放せないが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のデマや心ない書き込みに心を痛める。「先日も「近く強い地震がくる」という話が出回り、片づけに帰るたびに枝が折れるような音がするという。
「神経過敏になってしまう」とため息をついた。

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 主要 避難者 余震続き「帰れない」

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